国内情報
スウェーデンでは環境が非常にきれいで自然が非常に広々としているので、あなたは、スウェーデンの首都、ストックホルムの市役所の階段からスムーズに動くことができ、また、殆どいたる所で野生の花や実を摘むことができるでしょう。
スウェーデン人は野外活動を本当に楽しみ、あなたが加わることを望むでしょう。断る理由はないですね。あなたのホストファミリーは世界でもっとも美しい国の一つに住んでいます。スウェーデン人は一般に毎年5週間のバケーションをとり、その多くを野外で過ごします。彼らはスポーツ、釣り、ゴルフ、テニス、帆走、水泳が好きです。主要なチーム・スポーツはホッケーとサッカーです。北部と中部の山々はスキーとハイキングの機会を提供しています。
スウェーデン社会の大きな部分は、親密な家族の絆と忠誠心を軸にして回っています。スウェーデンの家庭は一般に、多くの時間を一緒に過ごし、友達や親戚を訪ね、夏にはしばしば自分たちの小屋に旅に出ます。スウェーデンのティーンエージャーで放課後に勉強する人は殆どいません。大部分の人はスポーツやクラブ、週日の夜はその他の社交的な活動にかかわります。
プログラム内容
スウェーデンの学校には権威主義のようなものは見られません。学生は自分の考えで勉強し、勉強に対して大人としての責任を取ることを求められます。先生にはファーストネームで挨拶し、先生とは大人同士のように議論します。それは責任を伴う自由ですので、「自由」を取り違えないで下さい。ホストファミリーとの間でも同じです。スウェーデンの学生は、先生から言われたからではなく、自分の関心・興味に基づき勉強します。
スウェーデンの学校は勉強が中心です。スポーツや社会的活動は学校ではなく、学校とは別のクラブに属しており、夕刻や余暇に参加できます。
スウェーデンでは義務教育の第1年は7歳に始まります。9年間の義務教育の後、16歳で「ギムナジウム」(高等学校)でさらに3年間の勉強を続けます。大部分の交換留学生は高校2年生に配置されます。3年生に配置された者は卒業することになります。
新しいスウェーデンの学校制度では、学習コースは「プログラム」と呼ばれます。学問的プログラムとして社会科学プログラムと自然科学プログラムがあります。その他に種々の職業的プログラムがありますが、それらは職業的訓練と通常の学問科目とを組合せたものです。スウェーデンの学校制度は、学生個人による科目や難易レベルの選択を認めず、一定の科目の組合せを提供します。
学校は、月曜から金曜まで午前8時から午後4時までで、土曜日はお休みです。時間割は曜日ごとに変わります。スウェーデン語の特別学習が必要ですが、その他に宿題も出ます。第1セメスターにスウェーデン語特別学級を提供する学校は多くはありません。しかしプライベートなスウェーデン語クラスに出席することが可能で、1,000-1,500スウェーデンクローナかかります。
毎日お友達やホストファミリーとスウェーデン語を実践することで、クリスマスまでに上手に使えるようになります。
全てのプログラムに、週1回ないし2回の体育があり、しばしば男女一緒に行います。
スクールランチとして、学校またはYFUの負担で料理された食事が出ます。
いったん特定のプログラムに配置されると1年を通じて同じクラスメート-あなたと同じ組合せの科目を選択した学生-を持つことになります。各クラスの学生数は約30名です。交換留学生は、スウェーデンの学生に与えられるのと同じ成績評点を与えられるとは必ずしも保証されません。学校により与えるところも、与えないところもあります。
学校が交換留学生に成績評点を与えるのは義務ではありませんので。
学年は8月中旬に始まり、6月の始めに終わります。