国内情報
エストニアは独立国となって10年が経過し、この小国において急速な進展が見られます。
エストニア共和国は民主的憲法と、エストニア市民によって選ばれた101名の議員から成る議会を持っています。憲法制度上最高位にあるのは大統領です。
タリンはエストニアの首都で最大の都市です。エストニア人口の3分の1以上が首都圏に住んでいます。
エストニアの総人口は140万です。
エストニアは小さな国ですが、タリンとその他の部分との間で、また異なる地域間でかなりの違いがあります。
ソ連による占領の期間に、ソ連邦全域から人びとがエストニアへ労働者として移住してきました。現在これらの移住者はエストニア人口の約3分の1に達し、その大部分はロシア人です。エストニア人は彼らをロシア・マイノリティーと呼んでいます。
マイノリティーですが数が多いという事実を反映して、ロシア語を使う学校やロシア語のメディアがあります。
これら外国人は、大部分はかたまって主要な工業地域であるイダ・ヴィルマーとタリンに、また、その一部は他の大都市に住んでいます。
エストニア人と外国人は今でもやや分離したコミュニティーをつくっています。
プログラム内容
エストニアの教育は6歳から9年次の学級を卒業するまで無料の義務教育です。
その後、高等学校又は、特定職のための専門教育を行う職業学校で勉強を続けることができます。ほとんどの生徒は、9年間の学級に更に3年間の教育を加える無料の高等学校を卒業します。
学年は9月1日から5月末までです。1学年は4学期、3学期、2学期のいずれかに分けられます。授業は週5日です。
多くの高等学校は特定の専攻を持っていて、語学、科学、スポーツ、あるいは音楽のいずれかに集中します。
学生の多くが、高等学校で3年間勉強を継続します。高等学校での勉強の上に、大学や、専門課程を提供する他の高等教育機関に入学できます。
到着後オリエンテーション(PAO、6日間)
エストニアでの交換留学の1年はPAOで始まります。そこでは学生たちが顔合わせをし、タリンへの観光旅行やエストニアの言語、歴史、文化の授業が提供されます。学生はまた、学校や自由時間の活動について、交換留学の1年間から最大限学ぶにはどうしたらよいかについてアドバイスを受けます。この1週間に、学生はエストニアYFUのボランティアを知るようになります。彼らはいつも何かすてきなことを提案してくれます。
10月・ホストファミリーとのオリエンテーション(1日)
1月・中間オリエンテーション(2日間)
6月・リエントリー・オリエンテーション
帰国する前に学生たちは、その経験を私たちエストニアYFUと分かち合う機会を持ちます。そこで学生たちは、1年間を通じて変化したことに気付かせられます。YFUボランティアは学生たちが本国への再適応をスムーズに行えるよう援助します。
ラトビアへの3~4日間の旅行(費用はプログラム参加費に含まれています)
この旅行はきっと、交換留学の1年の中でのハイライトになるでしょう。学生たちはバルト3国の類似点と相違点について学ぶことになるでしょう―人びと、言語、文化、自然、歴史、伝統、その他多くの点で。